オフィシャルブログ│師勝薬局

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第22回 健康づくり教室 開催

今回は「自律神経のはたらき」についてお話いたしました。ヒトの神経には各部分に網の目のように張りめぐらされた細かいネットワークの末梢神経と、そこから集められた情報が、さらに集まっている中枢神経とがあります。中枢神経は脳と脊髄からなっていて、全身に指令を送る神経系の中心的なはたらきをしています。野は頭蓋骨によって、脊髄は脊柱によって守られています。末梢神経は中枢神経と、からだの内外の諸器官に分布する神経と結び、情報の伝達を行っています。また、末梢神経には、体性神経と自律神経の二つがあります。

私たちの体には、頭の先から足の先まで神経が張りめぐらされて、このシステム全体を「ナーバスシステム」といいます。体性神経は自分の意志で体を動かし、知覚や運動を支配しています。そして、自律神経は意志とは無関係に体の各部分を終日コントロールして、生命活動を支配する重要な神経系です。自律神経のおかげで、眠っているときでも呼吸ができ、血液は常時流れている、胃で食べ物が消化される、小腸で栄養が吸収される、老廃物や疲労物質を集めて便や尿で排泄するなど、全て自分の意志とは関係なくはたらいております。その自律神経には交感神経と副交感神経の2種類があり、それらが正反対のはたらきをして、バランスよくはたらくことで健康は保たれるのです。そして、最近では自律神経の乱れが原因の病気がDSC_0491……。

第21回 健康づくり教室 開催

平成27年10月17日(土)に開催しました。今回は三大栄養素のタンパク質を取り上げてみました。タンパク質とは何でしょう?生命の根底をつくる最も大切な栄養素、それがタンパク質です。ヒトの身体は、頭のの先からつま先まで全てタンパク質でできています。私たちが食べたり、ものを見たり、歩いたり、考えたりできるのも、そして病気になったりするのも、全てタンパク質がかかわっています。タンパク質体重の約1/5を占め、血液や筋肉などの体をつくる主要な成分であるとともに、酵素などの生命維持に欠かせない多くの成分にもなります。エネルギー源としてもつかわれることもあります。

私たちの身体の細胞は日々分解され(異化)、新しくつくられて(同化)います。異化>同化は病気のの発症や老化現象が進み、異化=同化という同じレベルで保たれるときは、私たちは健康でいられます。そのためには栄養という材料が必要となります。このときに一番重要な栄養素がタンパク質です。体をつくっているタンパク質の一部は常に分解され、食べたタンパク質と合わせて、作り直されます。タンパク質の材料には、体の中でつくることができないもの(必須アミノ酸)もあるため、私たちは毎日食べ物からタンパク質を補給しなくてはなりません。栄養素の中で最も重要といっても過言ではありません。……DSC_0487

第20回 健康づくり教室 開催

平成27年9月19日(土)に開催いたしました。今回はヒトが生きていくうえで絶対に必要な栄養素「ビタミン・ミネラル」についてお話させていただきました。ビタミンとミネラルは食事などを通じて、毎日摂らなければなりません。一部のビタミンは腸内善玉菌がつくりますが、ミネラルだけは体の中でつくることができませんので、外から摂るしかないのです。

ビタミンというと、まず“活力”とか“健康”をイメージする方が多いのですが、実際に、ビタミンの「ビタ」(VITA)は「生命」とか「活力」を意味する言葉で、生命に不可欠な物質という意味をこめて名づけられました。正に、三大栄養素である糖質・脂質・タンパク質などとともにヒトが生きていくための必要不可欠な栄養素の一つなのです。ビタミンは体の中で三大栄養素の代謝を助ける働きをしており、ミネラルと並んで微量栄養素といわれます。糖質・脂質・タンパク質のように、エネルギーになるものではありませんが、それがないと人体という“機械”がスムーズに動かない、いわば“潤滑油”のような働きをしています。……

第19回健康づくり教室 開催

8月5日(水)に第19回健康づくり教室を開催させていただきました。

今月は中旬にお盆休みがありますので、上旬の開催となりました。今回は「酵素と体」についてお話させていただきました。

私たちにとって酵素が重要と説いたのは米国の医学者、エドワード・ハウエル博士です。1985年に博士が書いた「酵素栄養学」は、酵素と食事と健康について詳細に書かれた内容で、現在の多くの酵素に関する書籍や学説が、この「酵素栄養学」の影響を受けています。日本では、名古屋大学出身の故 八木國雄先生や内視鏡で有名な新谷弘美先生が「酵素」の総合的な働きを推進しています。

酵素は食物にも含まれていますが、重要なのはヒトの体内にある2種類の体内酵素です。ヒトの体内でつくられる酵素はヒトそれぞれ遺伝子によって一定量が決まっており、無尽蔵ではなく限界があるということです。体内酵素には消化酵素と代謝酵素があります。消化酵素は食べ物を消化分解し、その栄養を吸収するための酵素です。一方、代謝酵素は消化酵素によって栄養素がエネルギーに変換されたら、それをからだの中で働かせるのが役目です。運動、呼吸、脳での思考、老廃物の排泄、ウイルスと戦う、お肌の新地代謝など、ヒトの生命活動のあらゆる面で無数の代謝酵素が働いています。代謝酵素がとても重要であることは明らかです。………OLYMPUS DIGITAL CAMERA

第18回健康づくり教室 開催

7月18日(土)に第18回健康づくり教室を開催させていただきました。

今回は「ガン(悪性腫瘍)」についてお話いたしました。人体は1日で1兆個の細胞を入れ替えています。不要になった細胞は死んで、その近辺の元気な細胞を分裂させて2個にし、その1つを失った細胞に入れ替えて成長させます。人体の総細胞数は60兆個で、単純に計算をすれば、毎日1兆個が、1カ月で30兆個、2ヶ月で60兆個全てが入れ替わります。入れ替わるため細胞の数が一定なのです。細胞は入れ替わりという新陳代謝を繰り返し、常に新しくすることで、人の生命維持が保たれています。新陳代謝において細胞を壊して新たに造り返るに際に働くのは、遺伝子の設計図を持つDNAと、設計図をコピーして各細胞に伝達するRNAです。DNAとは細胞1個の中の核にある46本の染色体の構成物質のことで、遺伝子といいます。このDNAとRNAの働きで、体の細胞は遺伝どおりに復元されていきます。復元されたときに、新しい細胞は生まれ変わり、古い細胞はアポトーシス(細胞死)をしていきます。お肌の細胞であれば、皮膚が垢(アカ)として剥がれ落ちることがアポトーシスということです。アポトーシスは生体を良い状態に保つために行われる細胞死であるといえます。ところが1日1兆個もの細胞分裂が行われていると、DNAの複製を失敗してしまうことが起こります。そして、正常なアポトーシスが行われないと、それがガン細胞となっていきます。人間は1日5000個ぐらいのDNA複製ミスによりガン細胞が発生していますが、免疫細胞により全て消滅されているのが健康な体といえます。その免疫細胞のトップはNK(ナチュラルキラー)細胞で、7割が腸内善玉菌によてつくられております。……OLYMPUS DIGITAL CAMERA

第17回健康づくり教室開催

6月17日(水)に第17回健康づくり教室を開催させていただきました。

今回は「腸内フローラ」についてです。私たちの腸内にはたくさんの細菌がすみついています。細菌といっても害を与えるだけではありません。特に大腸内には100種類以上で100兆個以上の腸内細菌が常在しています。小腸の終わりの部分(回腸)から大腸にかけて多種多様の細菌が種類ごとにまとまりをつくって、びっしりと腸内に壁面をつくって生息している状態です。この様相は、まるで植物が種類ごとに集団をつくって群れているお花畑の様子ともたとえられ、これらを「腸内フローラ(腸内細菌叢/ちょうないさいきんそう)」と呼ばれているのです。その腸内細菌を大きく分類すると、乳酸菌・ビフィズス菌などのような「善玉菌」、ウェルシュ菌・ブドウ球菌・有毒大腸菌などのような「悪玉菌」、どちらともにも属さない「日和見菌」の3種に大別されます。そして、これらの常在バランスが重要で、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7が理想の腸内環境といえます。善玉菌の働きとしては、ビタミン・ホルモン・アミノ酸を生成して老化を防ぎ、腸内フローラのバランスを整えます。また、人体に有害菌や病原菌の侵入・増殖・感染を防ぎ、免疫力を高めて病気になりにくい体をつくります。さらに善玉菌は食べ物の消化吸収を助け、大腸内を酸性に保ち、便秘や下痢を防ぎます。便をつくり送り出す働き(蠕動運動)を促し、便がカチカチにならないように働きかけるため、便秘症状の人は善玉菌が不足しているといえます。これらの善玉菌の働きとは反対に悪玉菌は食物の動物性タンパクを腐敗させ、有害物質を発生させ、さらに炎症性や発がん性のある物質をつくる働きがあります。悪玉菌は小腸で消化しきれなかったタンパク質や脂肪の残骸を好んで食べて増殖をします。また、下痢や便秘、ガスを溜め込むなどの悪さをし、下痢による体力低下や便秘による肌荒れなどを二次的に引き起こします。風邪を引いたときなども悪玉菌の常在数が善玉菌をはるかに上回り、バランスが崩れているのです。そして、良い働きも悪い働きもしない日和見菌は大人しい静かな菌なのですが、それは善玉菌が多いときの状態で、悪玉菌が増えると加勢して有害な作用を及ぼすのが特性があります。日和見菌は善玉菌や悪玉菌の影響を受けて働きが変化するのです。しかしながら、日和見菌にはまだまだ解明されてない未知なる部分があるとされています。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

第16回健康づくり教室 開催

5月16日(土)に第16回健康づくり教室を開催させていただきました。

今回は「五十肩」についてです。五十肩は医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、外科に受診してレントゲン写真を見ても原因が不明な場合が多く、痛み止めを処方する対症療法が大半で、根本治療ができていないのが現状です。五十肩の症状はあるとき、突然の痛みが発症し、それがしばらく続き、時期がくると治癒するという特徴があります。その治癒までの期間にも個人差があり、早い人で数ヶ月、長い人で2~3年という場合もあります。今回は痛みの部位やメカニズムを理解していただき、治療期間を早めるための養生法をお話させていただきました。養生法をおろそかにすると、「肩関節拘縮」という肩関節が固まる疾患も案内いたしました。養生法としては、特に患部を冷やさないことが重要で、日常の動作における注意や、食事における注意、さらに、有効なコンドロイチン製剤やサプリメントのグルコサミンについてもご案内いたしました。また、過去にCMでヒットしたヒアルロン酸製剤が、もともと注射用の外用剤で、内服では無効であったことも、興味をもって聞いていただきました。 ありがとうございました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

第15回健康づくり教室 開催

4月18日(土)に第15回健康づくり教室を開催いたしました。

平成25年の国民生活基礎調査によりますと、日本の総人口は1億2,573万人です。そのうち、体調不良などの自覚症状をもっている人である有訴者数は、約4,000万人で日本人の3人に1人の割合となっています。その調査内容では、男女とも腰痛が1位で、鼻や咽頭の症状、肩こり、四肢の症状と続きます。特に65歳以上では、腰痛、肩こり、四肢の症状などの痛みに関する症状が多くなっており、年齢を重ねると起こりやすいということがいえます。また、これらの症状に対しては、一般用医薬品や受診などにより処方された医薬品によって対処されるのが一般的ですが、長期にわたり症状が続くときなどは、身体に発している潜在的な危険信号を見逃してしまうことも考えられますので、それらの症状が起こるメカニズムや長期化して悪化してしまう要因を十分に理解し、幅広い対処手段を持つことが必要であると考えられます。今回は「肩こり・腰痛」の根本的な原因について取り上げ、その対処法をお話いたしました。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA

第14回健康づくり教室「花粉症とアレルギー」

3月となれば毎年、花粉!テレビでも毎日、花粉飛散情報を見るようになりました。国民病とまで言われる花粉症は、日本人の4人に1人が発症しています。地域や季節によって様々な植物が抗原という原因物質となり、複数の花粉に反応する人も増えています。最近10年間の鼻アレルギー患者の増加を詳しく調査しますと、スギ花粉症の増加が著しく最も多く、さらにスギ以外の花粉症の人も増えています。くしゃみ・鼻水・鼻づまりは花粉症の3大症状として知られていますが、鼻の症状以外に、目にかゆみや充血をともなうのが花粉症の特徴で、花粉シーズンが過ぎれば治りますが、シーズン中は風邪と思い込む人も少なくありません。花粉症は花粉が原因で起こるアレルギー反応のことです。アレルギー体質の人の血液中の白血球のうちのリンパ球がもつIgE抗体(アレルギー抗体)が花粉を排除しようとした結果、症状は引き起こされます。特に、腸内環境の悪い便秘の人たちは、さらに症状が重くなることが医学(腸内環境学)において指摘されております。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

第13回健康づくり教室 開催

DSC_0217健康づくり教室もやっと1周年を迎えることができました。皆さまへの健康提案をこれからも継続し、努力していく次第です。今回は冬に因んだ「冷え性」について取り上げてみました。冷え性は西洋医学では病気とは考えられていませんが、実際には冷え性のために日常生活に支障をきたしている人が多いのです。また、冷え性については寒い冬だけでなく、夏の冷房でも「冷え」を感じて、季節を問わず悩んでいる人も多いのです。これらは生活習慣や環境の改善で軽くすることもできます。「冷え性(ひえしょう)」とは、手や足の先などの四肢末端あるいは上腕部、大腿部などが温まらず、冷えているような感覚が常に自覚される状態のことをいいます。血行障害(Poor blood circulation)は、特に抹消血管などでの障害により生じることが多く、一般的な特徴として、身体全体には寒さを感じずに、四肢などの部分的に冷えを感じることが多いといわれます。また冷え性ともなう慢性的な血行障害が原因で、しもやけ、腰痛、肩こり、肌荒れなどが発症してきます。冷え性は女性に多い症状で、個人差はありますが、女性の半数から7割近い方が冷えをつらいと感じています。