ヒトの体はタンパク質でつくられています
体から水分を除くと半分以上はタンパク質で構成されており、タンパク質が不足してくると様々な症状が表れてきます。
筋力の低下や免疫力・集中力・思考力の低下、肌荒れや髪の薄毛・白髪も増え、太りやすく浮腫みも出やすくなります。加齢とともにタンパク質不足は発生しやすくなる為、意識し摂取していけば様々な症状が改善されることができます。
タンパク質不足では健康が維持できない
食事からのタンパク質の摂取量が減ると、骨量や筋肉量が少なくなります。更に、タンパク質不足により精神面のイライラや集中力の低下、髪の毛の不調、皮膚のしわやたるみ、筋力の低下、むくみ、貧血、身体が疲れやすくなり免疫力の低下までもが表れてきます。タンパク質の摂取を毎日続けることにより、これらの症状を改善することができます。

ひざの痛みの原因は“軟骨の磨耗”
ひざ関節で厚さ6mm程度の軟骨が骨とのクッションの役目をしています。加齢による軟骨変化とかかる負荷により軟骨がすり減り、ひざに痛みが生じたり水がたまったりします。軟骨を形成する主成分プロテオグリカンのもととなる“グルコサミン”を摂取すればプロテオグリカンが生成され、磨耗していた軟骨が少しずつ増えることで症状が回復されていきます。食品やサプリメントを通じてグルコサミンを補いましょう。

育毛剤・発毛剤を効かせるにはケラチンが必要
育毛剤だけでは育毛対策にならないことをご存知ですか?20歳~30歳代の頃にフサフサの髪にコシがあっても、8割近くの方が将来髪の毛が薄くなってしまうのです。髪が薄くなって時間が経つほど、髪への育毛や元気を取り戻すのに時間やお金がかかります。髪の栄養源となる“ケラチンの不足”を防ぐことで薄毛の解消を行うことが出来ます。
良質タンパク質を摂り続ければ「ケラチン」が増える!
今薄毛ではない人も、予防対策を実行していくことが重要です。髪の毛の成分のケラチンをつくるタンパク質を摂り続けることで髪は徐々に増えていきます。ケラチンは髪や爪、皮膚の角質層を形成する成分でケラチンはタンパク質から合成されて作られ、食材からは肉・魚・卵・大豆・牛乳・小麦粉(全粒粉)など普段の食事から摂取する必要があります。
筋肉をつけるためには良質なタンパク質から
筋トレのような激しい運動時は筋肉分解が進みやすく、筋トレ後は効率的に筋肉が作られます。運動後の食事でタンパク質を十分に摂れば、しなやかな筋肉を作り、筋肉量を増やすことができます。しかし、運動をしても食事がおろそかなタンパク質不足であればうまくいきません。つまり、筋肉の再合成が出来ずに筋肉量は減ってしまいます。
筋肉量の低下はQOLに影響する
効率よく筋肉を作るには、“必須アミノ酸”をバランス良く含む良質タンパク質食品を摂ることが重要でお肉・お魚・大豆製品・卵・乳製品が該当し、不足してしまうと筋肉や臓器の機能低下からヒトが生きていくうえでQOL(生活の質)のレベルが低下してしまいます。
筋肉を増やすだけでなく、生きていくためには良質タンパク質を積極的に摂ることが重要です。

腎虚(じんきょ)
東洋医学では老化を「腎虚(じんきょ)」といいます。夜中に何度もトイレに起きる・白髪の増加・耳が遠くなる・元気がなくなり手足が冷える・体のあちこちが痛い、などこれらは全て“腎の弱り=老化”として“腎虚”といいます。腎虚とは腎臓系の病気ではなく、体内代謝系やホルモン・免疫系などに影響を及ぼし骨・足腰・髪などに関わる老化症状のことを指します。
補腎(ほじん)
加齢により老化症状を感じるようになった人は、先ず腎の力を高めることが必要でそれを「補腎(ほじん)」といいます。腎虚に役立つ薬を「補腎薬」といい、老化を遅らせる漢方薬としてあります。補腎で“腎”を強化すれば、老化現象が改善されます。東洋医学では「補腎薬」で老化を遅らせることが可能とされている生薬で補腎に効く成分は「鹿茸(ロクジョウ)」が一番といわれています。
鹿茸(ロクジョウ)とは
鹿茸(ロクジョウ)とはオスの鹿の角を指します。鹿の角は春になると、毎年付け根から落ち生えかわるのが特徴で、約2~3日ですぐに生えかわり、幼い角は皮膚に覆われ袋角のようになります。この生えかわった袋角の部分が鹿茸です。日本国内での補腎薬のおすすめは、鹿茸と高貴薬の紅参(コウジン)で処方されたものが医薬品として販売されております。